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スポーツ障害

当院にて積極的に治療を行っております。いわゆる使い過ぎ(over use 症候群)で障害を起こしていると思われていますが、モーターコントロールの破綻がベースとして存在していることがほとんどです。このモーターコントロールの障害を見つけ出し、修正を図らない限り根本的な治療を行うことが出来ません。障害部位の鎮痛をスポーツ障害治療のゴールとして考えていると、いったん除痛が図れても、その後再発や関連部位の障害を来すことが多いです。時間をかけてでもモーターコントロールの修正を図るべきで、モーターコントロールの修正が図れれば、障害を起こしにくい体とパフォーマンスの向上を同時に手に入れることが可能となります。患者様自身にモーターコントロールの障害を自覚していただくことが治療の近道になります。やみくもに練習を行ってもモーターコントロールに障害が残っていれば症状として発現してきます。努力は裏切らないとよく言われていますが、やみくもな努力(練習)は簡単に本人を裏切ります。これは努力自体を否定するものではなく、努力の仕方の問題です。当院では運動器リハビリテーションをメインとしてモーターコントロールの修正を図っていきます。裏切らない筋肉(体)の作り方を指導させて頂いています。努力するのは本人の責任、努力の方向性を示すのが治療者の責任です。

モーターコントロール(運動制御)とは

当院で考えるモーターコントロールとは、運動動作において効率よく動作を行えるように制御を行う能力と考えています。決して筋力(パワー)があれば運動がうまくなるとは考えておりません。動作を行う際に、体は単一の部位だけで行っているわけではなく、必ず共同で働く部位(共同運動・シナジー)があります。この共同運動をコントロールする能力が重要になります。共同運動が障害されたまま動作を行うと、動作の正確性は低下し、応力が集中したところに障害を生じてきます。これがモーターコントロールの破綻による障害です。共同運動の障害は肉体的・精神的疲労にて簡単に引き起こされてきます。これがやみくもな努力(練習)は簡単に本人を裏切る理由です。モーターコントロールの障害はスポーツのみならず、生活習慣でも引き起こされます。これが整形外科疾患のベースとなっています。

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